組合ニュース第13号

▶5月17日、「連合全ベルコ労働組合裁判闘争支援対策チーム」第1回対策会議が開かれました。その中で、地位保全仮処分申立に関しては、係訴中の二人への経済的支援が連合によりなされたこともあり、申立を下げ「本訴」と「労働委員会」の2つに絞り闘うことが決議されました。
 これを受け、6月6日第8回地位保全及び賃金仮払仮処分期日において、弁護団団長淺野弁護士より申立が取り下げられました。裁判(本訴)、労働委員会においてもこの件は報告されています。また、新しく棗弁護士、小川弁護士、宮里弁護士、德住弁護士、アドバイザーとして道幸北大名誉教授が参加されるので、再度法的構成を整え次回主張する報告がなされました。現在、裁判は期日調整がなされており次回は未定。労働委員会は、8月19日を予定しています。

▶私達は、毎月100時間を超える時間外労働を強いられています。そのため、腰を痛めたり体調を崩すことがあります。また、心臓疾患など重大な病を発症することもあります。これらは、「長時間労働によるもの」と認定されれば、労働者災害補償保険法(労災保険法)により治療費や休業補償が受けられます。また、親の介護のため会社を休む場合でも、介護休業給付金が支給されます。これらの給付金の算定基準は、月々もらっている賃金です。従って、互助会手数料にペケがあることや時間外賃金がもらえないことは、低賃金を招き満足な保護が受けられないことにつながります
 例えば、月葬儀4件、その待機時間が1件に付48時間、休み4回として残業代を単純計算しますと、約20万円。これに基本給18万円を足しますので月の給料は約38万円です。年収にして約456万円。互助会の手数料を入れずにこの金額になります。この1日の平均賃金は約12,200円です。先ほども説明しましたが、国が補償している休業補償、介護休業給付金などの基礎となる金額です。体の不調を過重労働との因果関係で認められれば、休業しても補償されるのです(月100時間超はほぼ認められます)。また、高齢化社会になり親の介護のため休まなければならないこともあります。その時、介護休業給付金(休業開始時賃金日額×支給日数×40%)が支給されます。どんなに助かることでしょう。互助会の手数料を含めるとこれ以上に支給される可能性もあります(限度額あり)。このように国は手厚い補償制度を整えています。しかし、私達はベルコの都合により代理店店長に雇用を付け替えられ、休みも残業代もなくそのうえ低賃金で働かされているのです。残業代等の支払を回避するために店長を使い、偽装代理店を興し、私達にただ働きをさせているのです。この劣悪な労働環境、労働条件を改善するため、私達はベルコと闘っています。しかし、ベルコは労働委員会や裁判での形勢が悪くなるやいなや、残業代2年間の時効を見越して、葬祭施行を代理店から館長に付け替えるか、またはFAに施行を直接請け負わせる方針に変えてきています。労働委員会や裁判を引き延ばし、仮に裁判で負けても時効を盾に残業代を支払わないつもりでいるのです。※先の例で計算すれば、葬儀施行の残業代約20万×24カ月で約480万円になります。

▶月時間外100時間超の労働を強いておきながら、ベルコは一向に労働条件を改善しようとしません。私達は今危険と隣り合わせで働いています。一刻も早く「ベルコが雇用主である」と認めさせ、満足な補償を受けられるようにしなければなりません。そのためには組合員を増やし、社会に訴えて早期解決をはかることが必要です。幸い、連合や情報労連のご支援、ご協力をいただき少しずつ運動が広まってきています。(全ベルコ労組ホームページ参照)。
ベルコから指示を受けて劣悪な労働条件で働かされている皆さん、共に闘いましょう!!