組合ニュース第16号

団体交渉!!「関連会社さくら運輸」就業規則・給与規定見直し!!

2017年1月27日、札幌で貨物自動車運送業を営むベルコ関連会社さくら運輸(以降、「さくら運輸」という)との団体交渉が、連合北海道ほくろう会館2階会議室で行われた。連合北海道地域ユニオン委員長の司会で、組合申入れ下記4項目について話し合われた。

①「さくら運輸」の就業規則に基づく、始業・終業・所定労働条件の明示
② 寝台車運転時のみが労働時間という社労士見解
③「さくら運輸」がベルコから受託している業務内容
④「さくら運輸」の遺体搬送業務におけるFA(代理店社員)の地位とその責任

 ①、②について、さくら運輸は「遺体搬送運転時のみが労働時間」という社労士見解を譲らず、始業時間を「葬儀の依頼が入ったとき」として主張。従って、「深夜に依頼が入れば深夜手当は発生するが、時間外手当が発生することはない」とした。さらに、雇用契約書に「基本給は15万円」との記載がある。これは、定額残業代3万円弱(時間外手当15時間と深夜手当30時間)を含んだ金額であると説明した。組合は、この説明に納得できず、(1)就業規則が実態と合っていないこと (2)定額残業代は基本給に含んでいないことを主張。早急に社員への未払い残業代等を支払うよう要求した。さくら運輸は、就業規則と給与規定が実態に合っていないことを認め、これらを早急に改訂することを約束した。
また、組合は、さくら運輸社員(館長)の人事異動をベルコが発令し、さくら運輸が一切関知していないことを確認した。
 次項目③、④について、さくら運輸は、ベルコから受注している業務は「遺体搬送業務のみ」で、あると説明。しかし、FAが寝台車に同乗していることは黙認しているが、これはベルコ館長との業務委託契約によるもので当社は関知していないとした。これに対し組合は、ベルコから受注している「遺体搬送業務」を遂行しているのは「さくら運輸の社員」であること。館長は「さくら運輸の社員」であること。館長とFAが「搬送補助業務委託契約」を締結していることなどをあげ、さくら運輸がベルコから受託している遺体搬送業務を、社員(館長)に委託しているか確認した。ところが、さくら運輸が明確な回答を避けたため、組合は不誠実団交とし、次回団体交渉の席にベルコ葬祭部長兼さくら運輸取締役の出席を要求し終了した。

【交渉妥結内容】
①就業規則と給与規定の改定を速やかに行うこと
②現状での就業規則・給与規定が不備である項目を具体的に従業員に告知すること
③就業規則、特に労働時間に関する「社労士見解」について本人説明、またはその社労士による書面提出と田中弁護士がその見解について組合に説明すること
④次回、団体交渉時にはベルコ葬祭部長兼務さくら運輸取締役が出席すること

 今後も組合は、始業・終業時間の確定し、さくら運輸社員に対する労働条件の改善と未払い残業代等の支払を要求していく。
以上